2024/5 Release 『エクリヲ vol.15』特集「モダン・ラテン・アメリカ」刊行のお知らせ


【新刊のお知らせ】
2024年1月19日(日)頃より、『エクリヲ vol.15』特集「モダン・ラテン・アメリカ」号を、お取り扱い頂く書店・映画館・美術館と通販「BOOTH」にて順次発売することになりました。

概要は以下の特設サイトよりご覧いただけます。
https://ecrito.fever.jp/new/vol15/vol.15.html

公式通販「BOOTH」は以下よりお求めいただけます。
https://ecrito.booth.pm/items/5677787

◆掲載概要

【CONTENTS】

◆特集:モダン・ラテン・アメリカ

日本から最も遠くにある現代(モダン)、そこから見える世界とは

日本人にとってラテン・アメリカを正しく知ることは難しい。地球の反対側にある彼の地に関わる報告は、ギャングの抗争、麻薬カルテルの動静、政府要人の暗殺と常にエキセントリックなものばかりだ。文化についても知っているようで、華々しいラテンアメリカ文学のかつての功績に隠れてしまい、現代の文化を知るのは難しい。そこに今生きている人の声が、どうにも捉え難くなっているのだ。
本特集はラテン・アメリカを現代的(モダン)に、決して遠ざけず、しかし誤解に満ちたエキゾティシズムにも置かずに、ふさわしい距離感で見据えることを目的としている。我々にとって一番距離的・心理的に遠くにあるからこそ、我々の価値観とは異なる観点が眠っているのかもしれないからだ。ラテン・アメリカで精力的に活動するクリエイターたちへのインタビュー、近年の映画や文学作品のレビュー、そしてラテン・アメリカの文学・哲学・映画・格闘技などさまざまな文化を扱った多彩な論考をお届けする。

Interview
クリストバル・レオン
ホアキン・コシーニャ
イグナシオ・アグエロ
パウリーナ・フローレス
岡村 淳

Column
モダン・ラテン・アメリカを知る10の小説/10の映画

Critique

MRからMRへ─―歴史の周期と再来する神のビジョン
横山 宏介

不自然な観客のために――ラテンアメリカ映画の宛先
新谷 和輝

距離と強度――ボルヘスのポストクリティーク
安原 瑛治

食人の思想の現代的意義 オズヴァウヂ・ヂ・アンドラーヂからスエリー・ロルニクへ
居村 匠

“異聞”としてのブラジリアン柔術
山下 研

◆特集外コンテンツ
Critique

主人公(プレイヤー)が戦い(プレイし)続ける意味――『Fate/Grand Order』「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン 惑星を統べるもの」における物語体験
高井 くらら