清原惟インタビュー:連載「新時代の映像作家たち」
清原惟による監督作品『わたしたちの家』(2017年、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻11期修了作品、配給:HEADZ)は、2017年PFFアワードグランプリ受賞、第68回ベルリン国際映画祭・フォーラム部門に正式出品な…
清原惟による監督作品『わたしたちの家』(2017年、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻11期修了作品、配給:HEADZ)は、2017年PFFアワードグランプリ受賞、第68回ベルリン国際映画祭・フォーラム部門に正式出品な…
トリレンマ【trilemma】 ① 三つの選言肢をもつものをいう。三刀論法 ②三者択一を迫られて窮地に追い込まれること 1.第一の三角形=トリレンマ 「努力は必ず報われる」という命題から本論を始めよう。 AKB48の…
もし「ジャームッシュ映画」というカテゴリーがあるならば、この映画は良い意味で、その裾野を広げたことになるだろう。2017年9月に日本公開を控えているこの映画は、伝説的ロックバンド・ストゥージズのドキュメンタリーである(…
2017年1月に出版された、野中モモによる『デヴィッド・ボウイ —変幻するカルト・スター』は簡潔な筆致で、デヴィッド・ボウイにまつわる「出来事」を析出させています。ともすれば「わたしとデヴィッド・ボウイ」というような内…
『トリスタンとイゾルデ』のおよそ60年後に作曲され、ワーグナーには見られない軽妙さを備えたリヒャルト・シュトラウスの『ナクソス島のアリアドネ』(以下『アリアドネ』)は、ややいびつな構成をしている。2部からなるこの作品、…
ふと、ある時にある曲を思い出してしまう瞬間がある。その瞬間は、歌詞やメロディと情景のリンクから引き起こるものであったり、はたまた全く関係ないながらも急に想起されるものでもあるかもしれない。だが、思い出したその曲を「懐か…
4月に突入し、いわゆる「新生活」が始まった人もいるのではないだろうか。かく言う私もその1人で、職場自体は居心地がよく、まだ忙しくないのだが、いかんせん通勤が憂鬱である。ほんとうに電車に乗りたくない。そんな新社会人(なら…
先日のアカデミー賞について、記憶も鮮やかな人がまだまだ多いのではないだろうか。イニャリトゥが「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」に続き今年も「レヴェナント:蘇りし者」で十二賞の最多ノミネートを獲得したこ…
ISIS(the band)解散以後のヘヴィロック・シーンには、ISISの絶大な影響力のあまり、大きな穴が開いたように思う。ISIS以後美麗な音響のレイヤーを重ねたサウンド、いわゆるアトモフェリック なヘヴィロックの形…
ツイッターを触っている人たちの中には、近頃、 『SUSHI食べたい』 とコメントする、異様な人々を眼にしたことがあるのではないだろうか。実際 『SUSHI食べたい』 と検索すると、異様な数の結果が現れ、その熱気も伝わって…