王様ゲーム的『春の祭典』――ロジェ・ベルナット『春の祭典』に参加して考察したこと
現在、早稲田大学演劇博物館で開催中の企画展示「Who Dance ? 振付のアクチュアリティ」(2016年1月31日まで開催)の関連イベントであるロジェ・ベルナットによる演出・振り付けの『春の祭典』に参加した。『春の祭…
現在、早稲田大学演劇博物館で開催中の企画展示「Who Dance ? 振付のアクチュアリティ」(2016年1月31日まで開催)の関連イベントであるロジェ・ベルナットによる演出・振り付けの『春の祭典』に参加した。『春の祭…
範宙遊泳の新作『われらの血がしょうたい』は桜木町駅近くにある横浜にぎわい座の地下2階にある、のげシャーレという小ホールで上演された。地下2階へは2機のエレベーターでのみ移動でき、階段では移動できない。1階から下へは地下…
ある作品が「面白かった/面白くなかった」と言われる時、そこにはおそらく、いくばくかの割合でその作品が「わかった/わからなかった」ということが含意されている。では、「わかった/わからなかった」とは、何をもって言われるのか。…
ああ、これは何という風景なのだろう。白装束の役者たちが駆け回っている。あるものは扉を演じ、あるものは喰われる女を表現し、あるものは地獄の亡者、鬼を演じている。その中を一般の観客が通り抜けていく。それを外側から眺めている。…
あっはっはっ、なんだこれは 篠崎大悟が舞台上に現れた。その瞬間に男性客から爆笑が起こる。私も同様に笑ってしまう。あまりの衝撃にただただ笑うしかないのだ。 演劇ジャーナリストの徳永京子が責任者のProduce la…
三鷹の舞台に彼らがいた時、そこは確かに学校の屋上だったし、遠くて近いどこかの家のちゃぶ台を囲む団欒の場であったし、星のホールでもあり三鷹市芸術文化センター・「星」のホールでもあった。そこに地球のちーちゃんがいたこと、お月…
なかないで、毒きのこちゃんは劇団である。だけど劇場に留まらない劇団である。風みどり、王子スタジオ、高円寺の古着屋、阿佐ヶ谷の路上、twitter。今までに私がなかないで、毒きのこちゃんの公演を観たことのある場所である。…
「こんな風になるなんて!」 タイのカンパニー『Democrazy Theatre』と範宙遊泳のコラボレーションで出来上がった『幼女X』はなんとダンスピースだったのだ。舞台上には2人のタイ人の男がいる。彼らに役は与えられて…