幸福な時間の成分

5時間17分の長さを誇る『ハッピーアワー』は、そのタイトルを裏切ることなく、まさしく幸福にみなぎった時間を提供してくれた。鑑賞前の緊張と不安から、劇場を出た時の外気の寒さや体内の熱気までが、鑑賞中の興奮を外側から包み込ん…

映画時間論序説―Dead timeのゆくえ

映画の中に流れている時間が、実人生における時間とは全く異質なものであるということに、映画を楽しむ一般の観客たちはどれほど敏感なのだろうか。そういった点にこだわりすぎると、フィクションとしての物語を楽しみづらくなる、といっ…