おうえん×くんれん=プリズムのきらめき
4月に突入し、いわゆる「新生活」が始まった人もいるのではないだろうか。かく言う私もその1人で、職場自体は居心地がよく、まだ忙しくないのだが、いかんせん通勤が憂鬱である。ほんとうに電車に乗りたくない。そんな新社会人(なら…
4月に突入し、いわゆる「新生活」が始まった人もいるのではないだろうか。かく言う私もその1人で、職場自体は居心地がよく、まだ忙しくないのだが、いかんせん通勤が憂鬱である。ほんとうに電車に乗りたくない。そんな新社会人(なら…
第二十二回文学フリマ東京(日時:2016年5月1日)にて爽やかに新刊の出品をいたします。
先日のアカデミー賞について、記憶も鮮やかな人がまだまだ多いのではないだろうか。イニャリトゥが「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」に続き今年も「レヴェナント:蘇りし者」で十二賞の最多ノミネートを獲得したこ…
劇団サンプルの最新公演『ひとりずもう』を観た。この作品の面白さと尽きせぬ魅力はおそらく、それが既成のジャンルに区分できないところにあるのだと思う。パンフレットには「テスト・サンプル05『ひとりずもう』」としか記述がないこ…
国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016と題された「東京芸術見本市(Tokyo Performing Arts Market)」(通称TPAM)が2016年2月6日から14日まで開催された。その中で、TPAMショ…
ISIS(the band)解散以後のヘヴィロック・シーンには、ISISの絶大な影響力のあまり、大きな穴が開いたように思う。ISIS以後美麗な音響のレイヤーを重ねたサウンド、いわゆるアトモフェリック なヘヴィロックの形…
「オタク」という言葉の起源として現在も参照され続ける言説がある。『漫画ブリッコ』(1983年6月号)に掲載された、中森明夫によるコラム「『おたく』の研究① 街には『おたく』がいっぱい」である。 1975年より開催され…
5時間17分の長さを誇る『ハッピーアワー』は、そのタイトルを裏切ることなく、まさしく幸福にみなぎった時間を提供してくれた。鑑賞前の緊張と不安から、劇場を出た時の外気の寒さや体内の熱気までが、鑑賞中の興奮を外側から包み込ん…
「次はインターネットですよ」 範宙遊泳の山本卓卓はそのようにインタビューで応えている。山本は今までもプロジェクターを使って存在しないものを描き出していた。その彼がインターネットを題材にどのようなものを描くのだろう。妄想を…
そこは良家に住む令嬢の部屋だった。その部屋で一番目を引くのは、中央の客席側に置かれたテーブルの上に、チェス盤が据えられていることだろう。その部屋の住人クラウディア(川田智美)は物憂げだ。彼女は探偵。人の心が見えすぎる。…