山戸結希インタビュー(『ホットギミック ガールミーツボーイ』):連載「新時代の映像作家たち」
山戸結希自ら企画・プロデュースを務めた『21世紀の女の子』(2018年)に続き、長編としては第5作目となる『ホットギミック ガールミーツボーイ』(2019年)が公開された。大学在学中に発表された初監督作品『あの娘が海辺で…
山戸結希自ら企画・プロデュースを務めた『21世紀の女の子』(2018年)に続き、長編としては第5作目となる『ホットギミック ガールミーツボーイ』(2019年)が公開された。大学在学中に発表された初監督作品『あの娘が海辺で…
『ヱクリヲvol.10』一〇年代ポピュラー文化――「作者」と「キャラクター」のはざまで特集ではアニメ、漫画、ゲームなどポピュラー文化において、「鑑賞者」誰しもが「作者」のように「キャラクター」を使役して消費することがで…
1、 パヴェウ・パブリコウスキの新作『COLD WAR あの歌、2つの心(以下、『コールド・ウォー』)』の「首」にまつわるある奇妙なショットを忘れることができない。本作は終戦直後から60年代にかけてポーランドとパリ、鉄…
2018年11月末、2つの批評誌が写真特集を刊行した。『ヱクリヲ vol.9』「写真のメタモルフォーゼ」特集号と、『パンのパン03 たくさんの写真についての論特集号』である。ますます「写真」が、あらゆる場所・メディア・行…
Matthew Herbert, The Music: A Novel Through Sound (5 April 2018, Unbound) Matthew Herbertは90年代からDoctor…
笑いとはなにか。極言するならば、「線を引く」行為である。 たとえば、漫才などを思い浮かべてみよう。以前筆者が参加したライブから例をあげると、そこでは魚を「溺れ死にさせる」と水に投げ込む男のネタや、イヌイットの家族にク…
Date: 2019 Feb 21th Interview by Skype Interviewer: Joe Onishi In latest work “We Dance Alone”, Yaporig…
気楽な無党派層たち とても熱心な二元論や二項対立を示されてまごついたという経験はないだろうか。少なくともわたしは非常にまごついたことがある。思考の覇気がない現在にあって、二項のいずれかに振り分ける手はわれらがコンパス…
片山慎三の初の長編劇映画となる、『岬の兄妹』が3月1日(金)より全国で公開が開始された。これまでBSスカパーで放送された「アカギ」第7話(2015)や、ショートムービーアニメーション『ニンゲン、シッカク』(2017)とい…
「食べる」ことの美的感覚 「食べる」ことについて考えれば考えるほど、深い沼の中にはまっていくような気がする。 「食べる」という営みが一種の関数であるとするならば、それは生理、嗜好、環境、その他あらゆる変数によって…